主人が帰ってきたらしい。パタンと車のドアが閉まる音が聞こえてきた。 私は何だかドキドキしてきた。 玄関のドアを開けた主人の顔を見ると思ったより晴れやかな顔をしている。 まず「貴方胃カメラ飲んだの」と聞くと渋い声で「飲んだ」とたった1言。 それから私が矢継ぎ早の質問をした。 「どうだった?何ともなかったでしょう」と心にもない質問を投げかけた。 主人は「何ともないことないよ気分が悪かったよ。でも10年前より楽だった」との 返事に胸をなで下ろした。 私の時は新米先生(インターン)で苦しんだのに……。 主人曰く「胃カメラ検査イヤだと看護婦さんに言うと。大丈夫よ今日はベテラン中の ベテランの先生だから」と背中をぽんと押してくれたとの事。 ずる〜い。私の時はインターンにやらせて死ぬ思いを味わされたのに……。 主人は超ベテラン先生だったとは(総合病院なので何人も専門の先生が居るから) 今度胃カメラ検査をするときは個人病院で上手だと評判の先生を捜していこうと決心した。 その日のうちに胃カメラは結果がわかり異常なしとのこと。バンザーイ。 mikiの可愛い嘘のお陰で胃の方は安心と解る。それから10日間あまりして結果が郵送されてきた。 年の割には健康だった。 miki先生が見た限りでは目の黒目が少し濁っているような気がしたので 白内障よと脅していたが鑑定結果異常なし。黒目が濁っているのは年のせいだったのね。 これを読まれた貴方期待ハズレだったでしょう(*^_^*) 主人思ったより平気でした。mikiに勧めてくれて有り難うと内心感謝しているかもね。(笑) |