05月20日(土)長潮。
今日は前回良く釣れた近場でボートを流す。普通のボート釣りはアンカ(重り)を打ち、ボートを
固定してリールで操作するか、アンカを打たず風か潮の流れを利用してボートを流す釣り方だが、
自分のやり方は違う。キスは繊細で臆病な魚。船のエンジン音や船影を嫌い、仕掛けのハリスは
細い程食いが良い。今日は気分が良いので、自己流を紹介しよう。
ボートはアキレスに限る。多少高くとも4層貼りゴム。若いころ(30代)に東洋ゴム製を安く買い
沖でパンクして、えらい目に合った。購入したボートの後ろに竿立て用のゴム台が標順装備されている、
それをもう1つ準備し角度調整のできる金具を取り付ければ良い。
竿は中通し10号1,5メータ2本。それを45度の角度で左右に立てる。スピニングリール3000番に
道糸4号60メータ、ハリス3号を1ヒロ(1,5メータ)とりカレイ針12号直結、そこから30センチ
間隔で2号ハリス2本結び、競技用キス針10号と9号を付ける、枝ハリスは5センチ.これを中通し
片テンビンに取り付けた3本針仕掛け。重りは12号。餌は日本ゴカイ。ここで餌の付け方が大切。
大きい針には大きい餌を、小さい針には小さい餌を選んで付ける。付け方はゴカイの頭から1センチの所から
針を刺し、少し通して針を抜く。
餌の先端は切らないこと。こおすれば仕掛けを引っ張った時、餌は真っ直ぐに自然に泳いでいる様に見える。
これで仕掛けは完了。あとはボートをゆっくり漕ぐだけ。大型の魚でもバラシ無し。1度釣れたらその場所を
旋回し攻める。キスは群れで泳いでいるからだ。
この釣り方をしている人は殆ど見かけない。ただ一日中ボートを漕ぐので疲れるが、成果は十分期待できる。
今日の釣果は前回より少し悪いが、キスの20センチ級4匹、15センチ級30匹とまずまず、それに
おまけの40センチの真ゴチが1匹釣れた。シーズーインしたものの水温が低いのか、まだ群れが少ない
気がする。 魚好き1軒に初物をお裾分けした。 主人釣り日誌より。
|