三日間の停学
修学旅行に行っていた高校生の(横浜の県立高校)息子が 「ただいま帰りました」と馬鹿丁寧な言葉を使い帰ってきた。いつも陽気な子で普通なら 「ただいま」だけなのに?
と不思議に思ったがそれもその時だけで、修学旅行はどうだった楽しかった?等と聞き出していた。
旅行先は京阪神だったと思う。どういう訳かはっきり覚えていない。
私が質問すると丁寧に答えてくれる。おかしい。あまりにも素直すぎると不思議な気がした。

私が明日は学校お休みでしょ。と聞くと3日間休みだという。「へえ。3日間も若いのに修学旅行疲れのお休みくれるの」と聞くと
実は宿で夜お酒を飲んで3日間停学になったと言うのですよ。私は驚きました。それで何人停学になったのと気を取り直して息子に聞いた。するとクラスの男の子は、2人除いただけほとんど全員に近く、女の子も5人位いるとのこと
私はその時少し安堵しました。何故かって。だって息子1人でなくて大勢いたから…….。
馬鹿な母親でしょう。これが本心でした。

しばらくして担任の先生から電話が入り停学の事情説明があり明日父兄が学校に来るようにとのこと。運悪く息子が学級委員をしていたので止める立場なのに一緒に飲んだと言うことでよけいに怒られたような気がする。
主人が勤めから帰ってきたのでこのことを話すと、男の子は色々あるよ。クラスの男の子でお酒を飲まなかった2人の方が問題が有る、協調性がない。等と訳の解らないことを言っていた

翌日ぞろぞろ父兄が集められ、停学の説明がされた。女の子の母親で泣いている人もいた。
停学3日間は夕方になると担任の先生が家庭訪問して息子の書いた1日の反省文を読む。
私も忙しい夕方なのに先生が来られると思うと気が落ちつかなかった。
こんな思いをさせられた息子も今は二児の父親である。

息子に私のホームページのアドレスを教えていないので見ないと思うが万が一これを読んだらくだらないことを載せてと怒らないで笑って許してね。