石手寺の大わらじ作り

                                                    H16年1月11日撮影

 4年に1度の架け替え用の大わらじ作り。
四国八八ヶ所第51番札所石手寺の仁王門。
聖武天皇の時代創建された国宝。わらじは足の悪い人が大わらじに触わり
その手で自分の悪い部分に触ると治ると言われています。人の触るところは
緑色の綱で覆っているので新しく見えますがこれは4年前の古い大わらじです。


仕合せの鐘。(この字を使います)

稲藁の「袴」を取り除くのに、昔の足踏み式稲漕ぎ機が
使われている。                        
この束を差し込んで編み込んでいく。


NHK松山放送アナウンサーの仙波さんもビデオ撮りに。

わらじの出来上がり寸法が書かれている.




あと一息頑張ろう。真剣なまなざしです。


ロープで編み目をを引っ張って詰める

クルクル巻いている方がかがとです.


このように一対作ります

架け替えの為の新しい大わらじが完成しました。


とうどさんの後、石手寺の四年に一度の「大わらじ」の架け替えのための大わらじ作りを
撮りに行きました。ちょうどNHKのアナウンサー仙波さんが来てビデオ撮影していました。
ほとんど出来上がる所でしたが、作っている所が撮りたかったのでほっとしました。
作り方を教えてくれました。
@わらを一掴み取り根元の方を揃えず、縄状に編むのに足していくとき突っ込み易くする為 > 状
にする
Aその束を濡らしたわら二、三本でくるくると巻き束ね端は束ねた中に入れ込んでおく。
割り竹・釣りのテグス・針金・縄などを使い作り、編むときにしっかりと目を詰めるためロープで
引っ張りながら編んでいました。
こういうことは、出来上がったのを見るだけでは、「まあ、大きいわ」で、終わって
しまいますが実際に自分で作る過程をみると難しさがわかりました。    1月11日撮影